おはようございます。
役員の井尻です。
前回からてんかんの種類についてまとめていますが今回は残りを紹介したいと思います。
あと4つですので前回と合わせて確認してください!
てんかんに勉強不足を感じているセラピストは良い機会ですのでどうぞご覧ください。
⑤脱力発作
姿勢保持に必要な筋の脱力発作で同時に瞬間的な意識障害を伴う。
たとえば、失立発作は姿勢保持筋の緊張が瞬間的に抜けるため突然倒れる発作で本人に意識消失の自覚はない状態である。頭部が突然、垂れる発作である。
顔面や頭部の外傷を起こしやすく危険である。
⑥精神運動発作
複雑部分発作ともいわれる。意識低下を伴い、発作の間、患者は意味のない動作を行う。
例えば、服をいじる、徘徊するなどの動作(自動症)。
⑦自立神経発作
腹痛・嘔吐・下痢・動悸など自律神経症状が出現する。
⑧感覚発作
味覚・聴覚・嗅覚・視覚など様々な異常感覚が発作的に出現する。
※Todd(トッド)麻痺
けいれんを起こした手や足がけいれん後に一過性に麻痺を起こすことがある。
今回、8つの発作の種類について紹介させていただきました。
てんかんと言っても種類によって症候などが大きく違うのでしっかり理解しておくことが重要かと思います。