おはようございます。
役員の井尻です。
本日は腹式呼吸についてです。
まず、腹式呼吸の定義から治療応用まで記載しますので参考にしてください。
間違って治療は逆効果ですので注意が必要ですよ。
呼吸運動の形式には腹式呼吸と胸式呼吸がある。
腹式呼吸は横隔膜呼吸ともいい、横隔膜の活動が大きく、呼吸運動による腹部の動きが著明な呼吸である。男性が優位な呼吸法である。
胸式呼吸は肋骨呼吸ともいい、肋間筋による胸部の動きが目立つ呼吸である。
女性が優位で衣服の締め付けや妊娠で著明となる。
ただ腹部を膨らませる横膜膜呼吸は平低化したCOPD患者に指導するのは不適切であり、最終呼気まで行わせる腹壁呼吸が良いと言われている(腹筋群が働く)。
治療としての腹式呼吸は横隔膜呼吸と腹壁呼吸を複合させる必要がある。
重症なCOPD患者へは手や重錘などで腹部を圧迫することで腹筋群を使いすぎる呼気を助けて、横隔膜の筋力トレーニングにもなるので推奨されている。
【まとめ】
腹式呼吸では呼気を意識させることが大切であることを理解していただけたと思います。
ただ膨らませるだけではダメです。
また、重錘でされる方は500gから徐々に始めていってくださいね。
何事も最初はマイルドにでお願いします。