おはようございます。
役員の井尻です。
今回は少し前に有名になった睡眠時無呼吸症候群です。
傾眠により事故などを引き起こし、すごく怖い疾患ですので知識としてお伝えします。
概要
無呼吸とは気流が10秒以上停止した状態を低呼吸とは呼吸振幅がベースラインの50%以下となることと定義されている。
1時間あたりの無呼吸および低呼吸の頻度が5回以上は病的である。
診断
日中の傾眠のほか、(睡眠中の窒息感やあえぎ呼吸、睡眠中の頻回の覚醒、熟睡感の欠如、日中の倦怠感、集中力の低下)のうち2つ以上を認め、終夜モニターで1時間に5回以上の閉塞型無呼吸・低呼吸イベントがあることから行われる。
重症度は眠気の強さや低呼吸の頻度から決定され、軽度5~15回/時間、中等度15~30回/時間、重症30回以上/時間とされる。
治療
①生活指導:ダイエット、側臥位での睡眠など舌根沈下を防ぐための体位、アルコールや睡眠剤の禁止など
②口腔内装置の装着:軽度から中等度の症例では呼吸の改善を期待することができる
③手術:気道閉塞の原因として扁桃腺腫大などがあれば手術を考慮する。
④NPPV:最も確実な方法である。鼻マスクを介して持続的陽圧換気(CPAP)を行うが、呼吸毎に異なる気道の閉塞状態を推測して圧を自動調整するauto-CPAPが普及している。
【まとめ】
交通事故で有名になった睡眠時無呼吸症候群ですが知人の方にもいるのですが、かなり辛いと聞きました。
気になる方はすぐに医療機関にかかることが必要かもしれませんよ。