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  • 2022年6月13日

【ズバリ!!】歩行の立脚後期の真髄をお伝えします!!

【ズバリ!!】歩行の立脚後期の真髄をお伝えします!!

【ズバリ!!】歩行の立脚後期の真髄をお伝えします!! 640 360 日本徒手医学リハビリテーション協会-姫路発、疼痛治療を学びたい理学療法士必見

おはようございます。JMR協会の堀です。
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シリーズ:歩行シリーズ

【ズバリ!!】歩行の立脚後期の真髄をお伝えします!!

今回は、立脚後期の特徴と立脚後期を分析するポイントを解説していきたいと思いますのでぜひ最後までご覧ください。

立脚後期とは?

立脚後期とは同側下肢の踵が挙上してから、反対側下肢が床に設置するまでの期間を言います。そして立脚後期は全歩行周期の20%を占めています。立脚後期は立脚中期に身体の重心が上昇することで発生する位置エネルギーを運動エネルギーに変換することで身体を前進させています。なので、立脚後期に身体が前進するのは、筋活動により起こるというよりは、位置エネルギーや運動エネルギーといった力学的エネルギーが発生することで起こります。
ここでの筋活動は立脚後期に身体を前進するためというよりは、身体が前進しすぎないように制御するために活動しています。

立脚後期に発生する床反力の位置と各関節に与える影響について

まず立脚後期の床反力は足関節の前方にある中足趾節関節から発生します。
立脚後期の床反力は立脚中期と比較して斜め後方から発生しています。と言うことは、立脚後期の床反力は立脚中期と比較して身体を前進させる力として働いていることがわかります。
またこの床反力は、立脚中期と比較して足関節のさらに前方を通過するので、足関節をより背屈方向に動かします。そのとき足関節を背屈方向に動かす床反力に対抗するために、下腿三頭筋は立脚中期よりもさらに筋活動が強くなります。
立脚中期では足関節を支点にして下腿骨が前方に回転しますが、立脚後期は中足趾節関節を支点として踵が挙上して足部が前に回転します。
そしてこの立脚後期に中足趾節関節を支点として踵が挙上、足部が前方に回転する現象をフォアフットロッカーと言います。このフォアフットロッカーは同時に足関節底屈筋である下腿三頭筋が強力に活動する必要があります。例えば、立脚後期に下腿三頭筋が活動しなければ足関節が背屈方向に動くことを制御できないので、立脚中期に引き続き、足関節を支点として下腿骨が前方に回転するアンクルロッカーが起こり続けてしまいます。なので立脚後期に足関節が過度に背屈することを防止して足関節を背屈位で固定した状態で踵が挙上するために下腿三頭筋が強力に活動する必要があります。ちなみに立脚後期にはフォアフットロッカーが起こることで足が自動的に持ち上がってスムーズに遊脚期に移行することが出来ています。また立脚中期から立脚後期にかけて床反力は膝関節の前方を通過して膝関節を伸展方向に動かします。これによって立脚後期も立脚中期と同様に床反力の力によって膝関節は自動的に伸展します。そのため立脚後期には膝関節伸展筋である大腿四頭筋は活動せず、膝関節を伸展方向に動かす床反力に対抗するために膝関節屈筋である腓腹筋が活動します。
続いてこの床反力は股関節の後方を通過し股関節を伸展方向に動かします。立脚後期は立脚中期と同じく床反力の力によって股関節も自動的に伸展します。
立脚後期に股関節が伸展することで、股関節屈筋の腸腰筋が伸張します。そして、立脚後期に腸腰筋が伸張することで発生した弾性力を利用して、立脚後期の股関節伸展を制御すると同時に遊脚期に下肢を振り出しています。
続いてこの床反力は身体の重心から軽度後方に移動し体幹を屈曲方向に動かします。ただし立脚中期から立脚後期にかけて床反力はわずかしか移動しないので体幹を屈曲方向に動かす力は弱くなっています。そして体幹を屈曲方向に動かす床反力に対抗するために身体幹伸展筋である脊柱起立筋が活動します。

立脚後期を分析するポイント

①立脚中期に体幹、股関節、膝関節が屈曲方向に動いていないかを確認することになります。
初めの方で言ったように、立脚後期は立脚中期に身体の重心が上昇することで発生した位置エネルギーを運動エネルギーに変換することで身体を前進させるタイミングとなっています。 例えば円背があったりして立脚中期に体幹、股関節、膝関節が屈曲して、身体の重心が上昇しないと、立脚後期に身体をスムーズに前進させることが困難になります。なので立脚後期を分析すると同時に立脚中期に体幹、股関節、膝関節が屈曲方向に動いていないかを確認していきましょう。

②立脚後期に股関節が伸展しているかを確認することです。
簡単に言うと歩幅が広がっているかを確認することです。この立脚後期に股関節が伸展すると股関節屈筋である腸腰筋が伸張します。さらに立脚後期に股関節が伸展すると足関節が背屈し足関節底屈筋である下腿三頭筋も伸張します。そして立脚後期に腸腰筋が伸張されたことで発生する弾性力と下腿三頭筋が伸張されたことで発生する筋活動を利用して遊脚期に下肢を振り出します。つまり、立脚後期に股関節が伸展することは、遊脚期に下肢をスムーズに振り出す上で非常に重要なポイントとなります。逆に立脚後期に股関節が屈曲してしまって歩幅が十分に取れていなければ腸腰筋の弾性力と下腿三頭筋の筋活動が発生しないので遊脚期に下肢を努力的に振り出すことになるので足が重たくて持ち上がらないと訴える患者さんには、いきなり遊脚期を分析するのではなくてまずは立脚後期に股関節が伸展しているかを確認してみましょう。

終わりに

今回は立脚後期の特徴と立脚後期を分析するポイントを説明してきました。次はプレスイング(前遊脚期)についての動画になりますのでそちらも是非ご覧ください。


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