おはようございます。JMR協会の堀です。
いつもご覧頂き、本当にありがとうございます。
シリーズ：起立動作シリーズ
【もはや常識】起立動作はまず腸腰筋を治療して！！
新人理学療法士さんにむけた動画です。
脳卒中患者さんを担当にお持ちのセラピストで起立動作にスムーズに離殿することが困難なことでお困りの方はご覧くださいね
実際、臨床にでると起立動作ができない患者さんが多いことに気が付くのではないでしょうか？
そこで治療として起立動作の反復をするというのも良い練習かと思いますが運動療法的にもう少し深く考える必要があると私は思います。
今回は特に起立動作で問題点になる屈曲相について解説します
その前に屈曲相で一番重要なポイントを答えられますか？
股関節屈曲を伴う体幹の前傾です！！
これが分かる方はこの動画を見なくても良いかもしれませんね。
屈曲相を阻害する因子を3つ説明して治療戦略と治療法を紹介したいと思います。
３回に分けて配信しますので、できれば3動画続けて僕の動画を見てくださいね。
解説
それでは１つ目の腸腰筋の筋出力低下から解説していきます。
坐位姿勢は骨盤後傾位であるが屈曲相初期では骨盤中間位になるまで股関節屈曲が必要です。
簡単に言うと安楽坐位肢位から機能的坐位へまず持っていくことです
この動作をするのが腸腰筋であり、高齢者や脳卒中患者さんは特に骨盤後傾位のまま起立しようとして起立できない場面があります。
その治療戦略として腸腰筋の筋出力を賦活するために坐位の骨盤前傾運動の練習が効果的です。
方法
肢位：端坐位
セラピスト肢位：治療側に位置
方法：大腿骨頭を前方から圧迫し(腸腰筋を触知)反対の手で第3腰椎椎体を把持する。
腸腰筋を遠位へ操作しながら骨盤後傾位から股関節屈曲し骨盤前傾と第3腰椎までの伸展を促す。
これを繰り返す
※注意点は腰椎が過度に伸展しないこと
動作が難しい場合はセラピストが誘導しても良い
治療として先輩セラピストがやっているのを真似してやっていたけど理由を知らなかった方やそもそもそんな坐位訓練したことなかった方は勉強になったと思います。
明日から導入できる内容だと思いますのでぜひ、参考にしてくださいね(^^)/
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