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  • 2024年6月23日

理学療法士・作業療法士が転職を考える際に「転職すべき職場」を判断するための7つポイント

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理学療法士・作業療法士が転職を考える際に「転職すべき職場」を判断するための7つポイント

理学療法士・作業療法士が転職を考える際に「転職すべき職場」を判断するための7つポイント 640 427 日本徒手医学リハビリテーション協会-姫路発、疼痛治療を学びたい理学療法士必見




1. キャリアの成長機会

  • スキルアップの機会: 新しい技術や知識を学べる環境かどうか。
  • 昇進の可能性: キャリアアップの道が明確かどうか。

皆さんの職場はどのような感じでしょうか?

回復期リハビリテーション病棟などで働いている先生は、

非常に勉強する機会が多いと思います。

 

なぜ多いのか?

それは、3つの理由があると思います。

僕自身、急性期、回復期、訪問看護でのリハ、

病院でのデイケアや介護施設でのデイサービス、

整形外科クリニックでのリハなど、

ほぼすべての時期でのリハビリテーションの職についています。

なので、僕なりの経験談をもとにお話しています。



回復期リハビリテーション病棟のリハビリ職が成長できる3つの理由

①理学療法士、作業療法士としての同僚・同期が多い

まず一番に言えることは、周りのセラピストが多いから

自然と勉強をやる環境ということです。

当たり前ですが・・・・

あなたが思っている以上に、環境ってとても大切です。

誰しも環境が大切と思っています。

また、大勢のところで自分がやっていけるか?

が心配という方もいると思います。

「性格的に内向的、自信がない、仕事をバリバリしたくない」

そんな方が維持期のリハにいく感じが僕はします。

維持期が好きという方もいると思いますますが・・・

本当に僕自身の個人的な感想です。

正直、病院勤務(回復期)での、

理学療法士・作業療法士の新人さんなどの勉強量は非常に多いです。

昼休みや仕事終わりに、互いに触診などの勉強会を開催するのはあたり前です。

一方、どうでしょうか?

整形外科クリニックや療養型の病院、

訪問などで勤務されている理学療法士・作業療法士の先生、

普通に休憩したり、休日は普通に余暇を過ごしているイメージじゃないでしょうか?

とてもライフワークバランスがとれている感じです。



②患者さんのモチベーションの違い

皆さんも経験があると思います。

同じ理学療法士・作業療法士としての人間ですが・・・。

リハビリテーションを実施する上で、

患者さんのモチベーションが違うってこと経験なでしょうか?

もちろん、回復期リハビリ病棟でのリハビリテーションを実施しする上で、

住人十色であり、リハビリに積極的な人、拒否する患者さんはいます。

そういう事ではなく、全体的に在宅や介護施設などでのリハビリテーションは、

『マッサージ』などの楽なリハビリ、気持ち良いリハビリ、しんどくないリハビリを

希望される患者さんが多い感じを受けます。



③リハビリを行う環境

自分自身に置き換えてみましょう。

クラブ活動をしており、自宅で一人で行うより、

みんなと一緒に練習した方が成長できる感じしますよねwww。

同じですね。

 

一人で、本をみて考えても、結局一人の考えにすぎません。

病院では、一人の患者さんを複数のセラピストで担当することが多いです。

そのため、分からない事があれば、

患者さんを共有しているのですぐに聞くことができます。

僕が働いていた病院は、

チームを組んで、問題点や方向性など共有し、

昼休みや仕事の後でプチ勉強会などを開催していました。

 

一人で担当することが多い、訪問看護リハビリステーションでの職場では・・・

デイケアでは?整形外科では?

簡単に患者さんを共有することは難しいですよね。

自分の分からないことを、言語化にし、それを質問するという事のハードルの高さは

半端ないと思います。

よく学生がいう、「何を質問すればいいのか・・・」

のパターンになるということですね。

2. ワークライフバランス

  • 勤務時間: 労働時間が適切であるか。
  • 休暇制度: 有給休暇や病気休暇が充実しているか。

 

皆さん、同じだと思いますが・・・

仕事と私生活を50%:50%の割合、距離感で仕事をしたいですよね。

仕事をさぼるという意味ではなく。

仕事は仕事で100%、真剣に行い。

私生活もちゃんと時間を作れるのは一番いいかと思います。

勤務時間: 労働時間が適切であるか

基本的に、働く時間帯は

回復期リハビリテーション病棟での勤務と訪問看護での勤務では違いがあります。

また回復期リハビリテーション病棟での勤務でも、早出や遅出などあります。

働く時間は違うが、ちゃんと8時間労働であり

サービス残業は0時間。

残業時間も数時間程度とう起業が多くなってきていると感じています。





もし、

サービス残業が多い、

一日12時間ぐらい働いている方は

すぐに転職を考えた方がいいと思います。

僕が新人の話ですが・・・

基本的に業務時間に患者さんを診て

カルテや報告書、紹介状は19時以降から・・・

という時代でしたwww。



休暇制度: 有給休暇や病気休暇が充実しているか。

休みはとても大切ですよね。

理学療法士・作業療法士の先生は、

本当にまじめな先生が多いと感じています。

言われてことをしっかりやるし、

お金を払って勉強会・研修会に参加して

自分のスキルを上げる努力をしてるからです。

だからこそ病んでしまう先生も多い気がします。

 

僕自身も経験したことなんですが・・

これって違法なので、こういう経験すれば直ちに労働基準監督署へ連絡してください。

  • 休みをもらう時に、変わりの人を探さないといけない
  • 退職すると時に、有給が余っていても、それを利用できない
  • 退職する時に、変わりの先生を探さないといけない

など、僕が経験したことです。

一般的には、

1. 労働時間と休憩・休日
過労: 法定労働時間を超える長時間労働や、適切な休憩や休日が与えられていない場合。
残業代の未払い: 残業が行われているにもかかわらず、適切な残業代が支払われていない場合。
2. 賃金の未払い
給与の未払い: 定められた給与が支払われない場合。
最低賃金の未満: 法定最低賃金を下回る賃金が支払われている場合。
3. 安全衛生
職場の安全性: 労働者の安全や健康を脅かすような危険な作業環境や、不適切な安全管理。
労働災害: 労働災害が発生し、適切な対策が取られていない場合。
4. ハラスメント
セクハラやパワハラ: セクシャルハラスメントやパワーハラスメントが行われている場合。
5. 労働条件の変更
不当な解雇や解雇予告手当の未払い: 不当な理由で解雇される、または解雇予告手当が支払われない場合。
契約内容の変更: 労働契約の内容が一方的に変更された場合。
6. 労働時間の管理
タイムカードの不正操作: 労働時間が適切に管理されておらず、不正に操作されている場合。

労基署に報告する手順
証拠の収集: メール、給与明細、タイムカード、写真、メモなど、問題の証拠をできる限り集めます。
相談窓口への連絡: 労基署の相談窓口に電話やメールで相談し、報告内容を伝えます。
訪問相談: 労基署を訪問し、直接相談することもできます。この際、証拠を持参するとスムーズです。
匿名での報告: 匿名での報告も可能です。特に職場での報復が懸念される場合は、匿名報告を検討します。

上述したことは、

ネットに書いている一般的なことを説明しています。

3. 企業文化と職場環境




  • 社風: 企業の価値観や文化が自分に合っているか。
  • 同僚との関係: チームメンバーとの相性が良いか。
  • 上司のサポート: 上司からの指導やサポートが受けられるか。

この項目が一番大切だと思います。

やはり、同僚、先輩が嫌な人なら仕事がいくのが嫌になりますよね。

特に多いのは、

新人さんですね。

学生から社会人になったばかりなので、

人生経験が浅いため、ブラック起業だとしてもわからないことが多いと思います。

なので、自分の職場が普通なのか?

学生の友達との情報交換が必要ですねwww

間違ってはいけないのは、理学療法士や作業療法士の資格をとったからといって

普通に働けると思ってはいけません。

他人との比較はしないようにしましょう。

新人が陥ることは、「自分ができない人間」「自分が悪い」「自分が患者さんを触れるなんて」

などなど、

自分を責めるパターンですね。

謙虚な気持ちで、学ぶ精神をもち

日々過ごすことが、セラピストとして成長できるかと思います。

もし、同僚や先輩などに

自分と合わない人ばかりなら、

無理に合わす必要なく

転職をしましょう!



4. 報酬と福利厚生




  • 給与: 市場価値に見合った報酬が提供されているか。
  • ボーナス: 業績に応じたインセンティブがあるか。
  • 福利厚生: 健康保険や退職金制度などが整っているか。

理学療法士、作業療法士の給料は、

年々下がっていっているイメージですね。

僕が理学療法士として働き始めた頃(平成14年)、

バイトで5000円は安く、10000円などは普通にありました。

介護施設においては、日給7万という先輩もいましたwww

ビックリしますよね。

現在、「理学療法士」「給料」と検索してみると・・・

厚生労働省の令和5年度賃金構造基本統計調査によると、

理学療法士・作業療法士の平均年収は、35.6歳で433万円ほどとなっています。

・平均年齢: 35.6歳
・勤続年数: 7.4年
・労働時間/月: 162時間/月
・超過労働: 5時間/月
・月額給与: 300,900円
・年間賞与: 714,400円
・平均年収: 4,325,200円

出典:厚生労働省「令和5年度 賃金構造基本統計調査」

皆さん、この情報を見てどうでしょうか?

理学療法士の「給料が高い」「給料は良い」というイメージは持てないですよね( ノД`)シクシク…

僕の話をすると、

整形外科クリニックで勤務していますが、

退職金はありません( ノД`)シクシク…

なので、iDeCoしていますwww

あなた自身の給料はどうでしょうか?

もし、給料が安いという方は、

転職活動はすべきだと思います。

転職活動はノーリスクなので。

職場にバレることもなく、活動はできますので。

今日が一番若い日です。

行動はしておきましょう



5. 企業の安定性と将来性

  • 財務状況: 企業が安定した経営をしているか。
  • 業界の動向: 企業が属する業界の将来性があるか。

セラピストとして、どうでしょうか?

22歳で入社して65歳まで働く人は、

どれだけいるのでしょうか?

僕の母も父も一つのところで勤務していたので

勤続年数が40年というの、昔は多かったと思いますが・・。

最近の傾向では、一つのところで働くというのは公務員なら考えられますが・・・

一般病院ではありえないのかなと思います。

僕の年代は、病院など職場でも良い地位にあるかたは

なかなかやめることはないと思いますが、

それ以外は、どうでしょうか?

転職する理学療法士さん、作業療法士さん多いかと思います。

理学療法士・作業療法士が勤務する職場は、病院・介護施設、

訪問看護ステーション、整形外科クリニックなどがあると思います。

 

経営状態としては、個人の施設はつぶれるという事はあると思いますが、

基本的にはつぶれたりはしないですよね。

ただ、給料があがらない。

という現実が・・・・

 

6. 自己の価値観と一致するか




  • 社会貢献: 企業が社会的責任を果たしているか。
  • 仕事の意義: 自分の仕事が社会にどのように貢献しているかを実感できるか。

職場の決め方で、「お金」、「休み」、「対象疾患」、「地域」、「職場の大きさ」など

上げられますよね。

皆さんはどうでしたか?

僕は、「対象疾患」、「お金」が優先順位が高かったですねwwww

しかし、働きだしてしばらくすると、

優先順位がかわってきました。

皆さんは、変わっていませんか?

僕自身は、

「社会貢献度」など、リハを行うことによっての

承認欲求というか・・・・。

「先生に見てもらうと楽になりました。ありがとうございます」、

「先生にみてもらいたい」など

自分がリハビリを行う意義というか、

もとめられているという事が、

仕事のバイタリティーが上がるエネルギーになっていました。

ただ、患者さんをこなして、帰宅する。

給料だけもらう感じになってしまうと・・・

「セラピストとして終わった」と

恥ずかしい感じをもつようになってましたね。

 

7. その他の個人的な要素

  • 通勤時間: 通勤の負担が少ないか。
  • 家族の意見: 家族やパートナーの意見も考慮する。

僕自身、通勤時間はとても気にしていますが、当時は全然考えていませんでした。

当時は、通勤で1時間かけてましたねwww

今は徒歩5分のところです。

非常に楽ですね。

最初は、通勤時間に本を読む、YouTubeを見るとかできるから

気にしなかったんですが・・・

現在の徒歩5分を経験してしまうと、

近い方が良いと思っています。



転職を成功させるためのアドバイス

  • 情報収集: 企業のウェブサイト、口コミサイト、業界のニュースなどから情報を集める。
  • ネットワーキング: 現職の同僚や業界の知人に話を聞く。
  • 自己分析: 自分の強み、弱み、キャリア目標を明確にする。
  • プロフェッショナルな履歴書と職務経歴書: 自分のスキルと経験をアピールできる書類を用意する。

これらのポイントを考慮し、自分のキャリアと生活に最も適した職場を見つけることが、転職成功の鍵です。